俳句に親しむ時 人は豊かになる The moment when haiku enriches us

東京青山ゆく春会句会報

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東京青山ゆく春会句会の結果をお知らせします。

会場は表参道の東京ウィメンズプラザ。日時は原則として毎月第一水曜日13時半より。

兼題は当季雑詠、席題一句あり。

全員が選句への批評を行い、会話を通して互いに成長していく会と捉えています。

加にご興味のある方は是非お問合せください。

なお下記一覧の中の※印は最高得点句を、◎印は座長村上の特選を示します。

 

 

第8回 11月7日(水) 席題=本来は夏の季語で秋にも活きているもの(例:秋扇)

洗濯をと予報士立ち入る冬の朝   幹子

ハロウィンの悪魔を乗せて銀座線※ 真由実

里山の点描となる柿の朱※     潮

幾星霜旧家を守る木守柿      瑛子

満月や予約始まる月旅行◎     岡

小腰かがむ異人につける赤い羽根  弘子

八百万拠り所かな歳の暮      敬史

散紅葉隠れマリアの道祖神     まさ子

庭先の紫式部御簾の外       かよ子

念入りに家々を練る秋祭      博幸

~句会後の青山はクリスマスのイルミネーション 今日は立冬

第7回 10月3日(水) 席題=「とぶ(動詞)」を感じさせる秋の季語一切

秋燕次は軒先あるやなし      小見山岡

成層圏へアトム飛ぶかも天高し   片海幹子

リレー選手獣跳ぶかに運動会◎   山田瑛子

川の土手二本の緋の帯曼珠沙華   十河弘子

鉦叩き被災びとへの挽歌かな    石原まさ子

ホバリング何を狙うか赤トンボ   石原敬史

旧軽のカフェに人無く朱もみじ   田中かよ子

ひつじ田の緑のさばく庄内路    石井真由美

満月や迷ひ鴉の右往左往      倉林 潮

渓流の音聞く暮し鳳仙花      村上博幸

~充実の席題句の数々 皆さん集中力が増してきて

第6回 9月12日(水) 席題=秋の水

分け入りてやっと一息秋の水※   石原敬史

一条の飛行機雲や夏果つる     小見山岡

ぴいと啼く鹿の影ありだけかんば  田中かよ子

入院の母に携ふ新豆腐       十河弘子

ほそぼそと流るる沢の秋の水    石井真由美

日除け染み残す帽子を捨てられず  山田瑛子

デイサービス帰りは釣瓶落しかな  片海幹子

朝顔や基地のフェンスを越えて来し 倉林 潮

原宿の大衆食堂草の花       村上博幸

~ゆく春師系の佐藤紅緑に「魚の眼のするどくなりぬ秋の水」

第5回 8月1日(水) 席題=各自が最も夏を感じる植物一切

高層のクレーンの鉤星月夜※    石井真由美
のけぞりて後もどりする盆踊◎   石井真由美
鱧椀のはなをほどける箸使ひ◎   十川弘子
ひと欠けの氷の音色江戸切子    倉林 潮
亡夫ならむ翅をひろげて蜻蛉来る  山田瑛子
名水の寺の振る舞ひ冷そうめん   石原まさ子
カナブンも息耐え絶えの猛暑かな  石原敬史
パナマ帽被りて僧の小買物     小見山 岡
段取を叱られてゐる団扇かな    村上博幸

~句会後「鈴木真砂女全句集」が話題に

第4回 7月4日(水) 席題:青の付く夏の季語一切

のつそりと猫歩みゆく夏の坂※   小見山 岡

青嵐サムライブルー吹き荒れり◎  田中かよ子
星空も川音も添へ夏料理      石原まさ子
宮涼し双幹大樹天を衝く      山田瑛子
熱帯夜部屋の数程扇風機      石原敬史
サングラス銀行に来て貸眼鏡    片海幹子
友を背に早瀬に踊る若香魚     竹村 勇

青簾音立て啜る予後の蕎麦     倉林 潮

かはらけを島の暑さへ投げにけり  村上博幸

~席題は青山句会の「青」 すると佳句続出

第3回 6月6日(水) 席題:今月食した食物で季語にあるもの
卯の花の咲き散る径や開山忌※   小見山 岡

分校の連休中なりかたつむり◎   片海幹子
葡萄酒のグラスに映るパセリかな  倉林 潮
花舗の奥昏き土間より夏匂ふ    石原まさ子
あいなめと老いて見事な箸使い   石原敬史
初めての青春切符夏休       石井真由美
岩陰に顔出す蜥蜴追う児かな    白川喜彦

昼からの厨の明かり梅雨に入る   村上博幸

~「袖珍版芭蕉全句」を岡さんに贈呈

第2回 5月2日(水)

セール張りマストの撓り風五月※  石原まさ子

ゆく春や繋ぐ心にただ感謝◎    石原敬史
蓮の葉にとまる蛙の息遣ひ     十川弘子
藤の香にハナマルバチの集まれり  田中かよ子
万緑や母は百五の誕生日      小見山 岡
ドクターの辺地に老いし麦の秋   片海幹子
歓声の湧きて筍傾きをり      倉林 潮

上下なく若楓陽を分かち合ふ    村上博幸

~「ゆく春」をものにした敬史さんに敬服

第1回 2018年4月3日(火)

石仏の赤き前掛け畦青む      小見山 岡

夕映えていよいよ白き桜かな    倉林 潮

ライトアップ桜切なく美しく    石原まさ子

海棠は庭一番の別嬪さん      田中かよ子

踏ん張って乳飲む子山羊風光る   片海美智子

うち晴れて満ちてる桜眩しめる   十川弘子

園児らの芝生を走る花見かな    石原敬史

 

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