俳句に親しむ時 人は豊かになる The moment when haiku enriches us

旭川ゆく春会句会報

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旭川ゆく春会の句会報をお知らせします。

同会はゆく春創刊とほぼ同じ歩みを辿っており、ゆく春の正統ながら家族的な気風を保っています。

句会はホテルクレッセント旭川にて毎月実施中。

参加にご興味のある方は是非お問合せください。

 

十一月十六日(金) 兼題「冬木の芽・鱈」席題「毛糸編む」

冬萌や書架の中より園芸書      美智子
毛糸編む人生最期飾りけり      風 女
捌きいて余す所なき鱈一尾      タミ子
首に巻く力士手拭鱈漁師       あき子
毛糸編む手先に猫のじゃまをする   礼 子
引きよせて程良き長さ毛糸編む    展 子

 

十月十九日(金) 兼題「冬めく・帰り花」席題「熊」

薄れゆく陽射しむさぼる返り花    美智子
冬近し意志なく入院友憶ふ      風 女
陽光を独り占めして帰り花      タミ子
名園に順路表示や帰り花       あき子
風走りカラカラカラと冬来る     礼 子
知床は世界遺産よ熊の庭       展 子

 

九月二十一日(金) 兼題「木の実落つ・露」 席題「秋思」

木の実落つ足の踏み場のなきごとく  美智子
一粒の木の実や掌にヴィナス展    風 女
きらめきていま落ちるかや露の玉   タミ子
はねものの果物甘し露の畑      あき子
資材置場紫色の木の実君の名は    礼 子
地蔵堂慈愛の風よ秋思今       展 子

 

八月十七日(金) 兼題「夜長・鬼灯」 席題「萩」
勉学に勤しむ孫や長き夜     華 風女
鬼灯を鳴らし上手はおばあさん  谷島展子
登山道萩を掻き分け進みけり   渡辺タミ子
下ごしらへ再度確かむ夜長かな  福士あき子
坂道に風ふくらみてこぼれ萩   金井礼子
来し方を語る夫婦の夜長かな   井村美智子

 

七月二十日(金) 兼題「花火・夏の果」 席題「紫陽花」

小さき児と線香花火ちらちらと  華 風女
抱つ子して病窓に見る花火かな  谷島展子
彩褪せたTシャツ干され夏終る  渡辺タミ子
手花火や豪雨の町の常ならず   福士あき子
欠伸して稚児行列や夏終る    金井礼子
網膜に安堵の明かり濃紫陽花   井村美智子

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