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ゆく春の歴史

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俳句雑誌ゆく春は、昭和二年の秋(1927年)室積徂春により東京で創刊。徂春は主に岡野知十、佐藤紅緑の門下でしたが、十代で尾崎紅葉と接し、正岡子規にも学んでいます。また徂春は、大正期にホトトギスで活躍し、高浜虚子の評論「進むべき俳句の道」でも推されている有力俳人でした。

徂春がゆく春で目指したものは、月並調を離れ、詠み手の主観を重視した「個性尊奉」であり、わかりやすさに重きを置いた「平明」でした。こうした徂春の姿勢に共鳴した各界の著名人は多く、文壇、映画界、マスコミに多くの会員を擁し、麹町の徂春の自宅「平明居」の門をくぐる俳句愛好の徒が絶えることはありませんでした。

ゆく春のもう一つの特徴に、国際化にいち早く着手した点があります。とりわけ海外在住の日系1世2世の好む、その土地土地で生まれる俳句に深い理解を示したことや、元より個性を重んじるゆく春俳句が現地の愛好家に評価されたこともあり、ゆく春はすでに戦前から、ハワイ、米カリフォルニア、オーストラリア、台湾含め、海外に会員が多い俳句雑誌でした。またゆく春は、1975年にアメリカで発足した有季定型俳句会(Yuki Teikei Haiku Society)の支援者となっており、その後の俳句国際化の端緒として貢献しています。 

徂春の後、主宰は室積波那女、平川巴竹、山縣輝夫、内山眠龍と引き継いでいます。 2015年からは、投句機能・本誌閲覧機能を持つホームページを投入し、ゆく春はいち早く電子化を推進しています。

 またゆく春は、俳句雑誌として屈指の長期発行を継続しており、2017年10月には90周年を迎え、12月現在で1058号を数えます

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