俳句に親しむ時 人は豊かになる The moment when haiku enriches us
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句会速報

9/1 ゆく春俳句教室速報

第4回ゆく春俳句教室が9月1日午後、代々木倶楽部において開かれました。前半はゆく春同人の植村文彦さんによる講演「推敲の仕方」。計11ページに渡るレジュメには、俳句実作におけるヒントがコンパクトにまとめられ、説得力のあるお話と相まって、一同の納得のいくものでした。後半のミニ句会は兼題を当季雑詠、席題「虫」で全員出句。選者による各句への評と手直し案が交互に述べられ、習ったばかりの推敲の仕方を実践しました。 司会進行の植村さん、企画とりまとめの倉林さん、ご参加の皆さん有難うございました。以下皆さんの代表句をご覧ください。 ばんしゃくのころあひ見てかちちろ虫  山本耕道 風立ちて箒の跡やこぼれ萩  田中かよ子 バス停の闇に降り立ち虫時雨  岩田織人 野分晴れ蟹が横切る小路かな  西村明宏 こおろぎや今宵の庭は闇深し  宮下あずさ 人の輪を豊かに広め鰯雲  坂口美智子 人力車映ゆる嵯峨野や秋日和  石井真由実 秋天や屋根の重なる蔵の町  植村文彦 秋天の土手ゆく背のチェロケース  倉林 潮 集落の大き虫籠破れ納屋  村上博幸… 続きを読む

電子句会順位発表!

5月13日深夜。選句集計の結果、以下の六句が高得点及び佳作となりました(#は通し番号)。 1位 #07 梅干を含みて稚児の目の丸さ    岩田織人  得票5点 1位  21 鳥小屋の屋根に広がる梅筵     伊藤 東    5点 2位  14 明日葉のそこだけ光る森の奥    倉林 潮    4点 2位  15 春キャベツ手にいっぱいの祝いごと 佐藤 久    4点 佳作  12 筍の皮を被りて猫眠る       サトウイリコ  3点 佳作  22 新じゃがの肌荒れの如薄き皮    としえ     3点 上位句の方には、ご協賛の「舞岡ふるさと村かねこふぁ~む」様より、季節の野菜と果樹加工品セットを感謝品として贈呈いただきます。おめでとうございます! また、次の三句を「ホームページ推薦」「かねこふぁ~む奨励賞」としてご紹介いたします。 推薦 #04 しまりなき玉こそよけれ春キャベツ 植村文彦    2点 推薦      26 ひとり食ふ漬かりの浅き水菜かな    井上 武      2点 奨励      25 伸ばす指青梅かすり風握る           あいこ 投句された15名の皆様、選句された19名の皆様、ゆく春facebookページに「いいね」のご声援をお寄せくださった全国700名の皆様、二週間に渡る電子句会企画にご参加いただき、誠にありがとうございました! ゆく春ホームページ担当 村上博幸… 続きを読む

3/3 ゆく春俳句教室速報

3月3日(土)、第三回ゆく春俳句教室が行われました。会場の代々木倶楽部に集まった方の中には、初心者の方と今一度自身の句を見直してみたい方の両方がいらっしゃいました。(写真をクリックすると拡大版をご覧になれます。) まず前半は、ゆく春同人二名による講義であり、主に初心者の方を対象にした内容でした。一句一章、二句一章といった俳句の形についてのお話、古今の俳人の名言に触れるお話をしていただきました。講師の倉林潮さん、植村文彦さん、興味深いお話をいただき有難うございました。 後半は句会に入り、持ち寄っていた当季雑詠一句の他、席題一句に挑戦しました。席題は当日の季語「雛(ひな、ひいな)」でした。折から差入れの雛あられと月餅を頬張りながらの作句。以下高得点句を披露します。予想に反し、兼題より席題に佳句が多く、当日の皆さんの集中ぶりが伺えます。 あばら家も思ひのほかにひな飾り  山本耕道 祖母と母と受け継ぐ雛齢百(よわいひゃく) 荒木きんたろう ひなまつり変わらぬひなと妻の指  佐藤一夫 ひざ小僧ならんで雛の雛まつり   三輪いく子 早春の空に切り絵の八ヶ岳     石原まさ子   当日参加者の皆さんは次の通りです。積極的なご参加をいただき有難うございました。 荒木きんたろう、石井真由美、石原まさ子、片海幹子、佐藤一夫、関谷正道、十河弘子、田中かよ子、三輪いく子、山本耕道、植村文彦、倉林潮、村上博幸。 これで発行所主催のゆく春俳句教室は一旦終了し、次回は6月以降、新しいテーマをもって展開する予定です。ご期待ください。(博幸報)… 続きを読む

1/14 ゆく春新年句会速報

ゆく春新年句会2018 主宰の眠龍先生、同人の紫好女さんにより多くの優秀句が選ばれました。陽光溢れる一日。会場の横浜駅前の「かながわ県民センター」にも新年の笑顔が溢れました(クリックで拡大写真をご覧ください)。 今回の特徴は、まず横浜ベイサイドゆく春会の活躍です。同会から大景を得意とする高久靖人さん。同じく同会の俳味旺盛な句柄の伊藤東さん。お二人とも新年の季語にマッチした情景を詠まれました。一方札幌赤煉瓦会の諸中一光さんは伝統的ながら細やかな年始の風物を詠まれました。また今回は本部句会初参加の新人の台頭もありました。リアル句会のサトウイリコさんとベイサイドの清野春風さんです。 兼題の「読初」及び新年嘱目からなる、いずれ劣らぬ味わいのある作品の数々。お楽しみください。 互選高得点句 1位  手つかずの空へ弾ける初雀    高久靖人 2位  若水や五臓六腑のしかとあり   内山眠龍 3位  賀状受く若き顔しか知らぬ友   伊藤 東 4位  初声の鳶の輪高し湾の内     渡辺伊世子 4位  太平洋産湯としたる初日かな   高久靖人 4位  読初や去年をつなげる栞ひも   諸中一光 内山眠龍主宰選 ●特選(4句) 鬼老いて曾孫泣かすや生身剝(なまみはぎ) 諸中一光 去る年もやや引きずりて年賀かな 清野春風 読初の天まで伸びる背筋かな   高久靖人 読初の出出しつまづき咳払ひ   伊藤 東 ●準特選(28句) 赤き身になりしを知らず飾海老  岩永紫好女 手つかずの空へ弾けり初雀    高久靖人 衰へは笑顔に変へて初鏡     十河弘子 御慶かなやんややんやの七福神  髙橋純子 神の鈴空に透けゆく初神楽    新美久子 日本海荒ぶに祈り年迎ふ               川又曙光 特攻の遺書十八歳初社                  髙橋純子 高速の隧道口へ初日かな               サトウイリコ 初声の鳶の輪高し湾の内     渡辺伊世子 施設より母を迎へて初鏡     植村文彦 初御籤かしゃかしゃ五回大吉と  大津 浩 太平洋産湯としたる初日かな   … 続きを読む

12/9 かねこふぁ~む・ゆく春俳句教室速報

前列左より美智子さん、トミさん、阿津子さん、フミ子さん、文彦さん、後列左より潮さん、英夫さん、耕道さん、一夫さん、まさやさん 12月9日、月例句会とは別の、特別企画の俳句教室がかねこふぁ~むにて行われました。俳句の基礎を学ぶ機会を、ゆく春から同人を派遣する形で設け、句会の作品のレベルアップに繋げていただこうという主旨です。当日の参加者の写真をここに貼りますので、写真をクリックして拡大版をご覧下さい。 手前より阿津子さん、まさやさん、一夫さん、文彦さん 当日は倉林潮さんから「俳句の形」の名の下、主に一物仕立てと取合せの「形」についてのお話を、植村文彦さんから「俳人たちの言葉」のテーマで含蓄のあるお話をいただき、ともども大いに参考になりました。 続いて、当季雑詠一句と席題「大根」一句による、ミニ句会を実施。同じ座には句会経験がまだ浅い新メンバーの方もおられたため、選評の進め方や内容について、こちらも大いに刺激として感じられた様子です。以下、優秀作品の一部を掲載します。 風舞いて枯葉は渡る赤信号  一夫 武士(もののふ)の道案内か枯芒  耕道 百様の科(しな)で競へり干大根  フミ子   かねこふぁ~む喫茶あとりえ ふぁ~む夕景 かねこふぁ~むは横浜市戸塚区の南端の丘陵地帯に位置しており、住所からは想像もできない閑静な農園です。句会を行う場所として四季の句材には事欠かず、人が集まる場としての環境も理想的に保っておられ、日々の管理の素晴らしさを感じさせてくれました。以下、ふぁ~む内の光景を二つ写真にてご紹介いたします。 (取材:博幸)  … 続きを読む

facebook句会を試験的に実施しました

9月2日の「オープン句会」を「facebook句会」に変更して実施。投句、選句、評、順位発表に至るまで、全てをネット上で行いました。投稿に4人の参加者の力作やコメントが公開されるや、facebookユーザーから多くの「いいね」が寄せられ、今後のネット展開に一つのヒントを得られたように思います。兼題は「虫」と当季雑詠。句会の結果は以下の通り。選句時の互選コメントは次のfacebook投稿(猫の写真が目印の投稿)でご覧になれます。http://bit.ly/2f5RCxw 1位 野分立つ転校生の都会弁    サトウイリコ 2位 犬駆ける方円に散る虫の声   佐藤 久 2位 転勤の不意の報せやあきつ飛ぶ 村上博幸 3位 竹伐れば一軒いなくなる如し  木村洋平            … 続きを読む

7/15発行所句会速報

重装備素顔も見たや兜虫  浦野和子 シンクロの開きて縮む水中花  伊藤 東 鰻重てふ格上げねだる誕生日  高橋純子 眠龍主宰選の天位三句です。着想の新鮮さ、言葉の切取りの上手さが光りますね。全員の次点句については、こちらの赤い(横浜ベイサイドゆく春会の)URLよりご覧下さい。  … 続きを読む

鎌倉建長寺吟行会速報

4月22日、横浜ベイサイドゆく春会の第100回句会。記念の会として、鎌倉五山一位の名刹建長寺での吟行を行いました。主宰天位の三句と最多得票の二句は以下の通りです。また、句会後は18名のささやかな酒席となり、継続のよろしさをお祝いしました。 山笑ふわれも枯淡に禅の庭   船橋貞夫 茅葺きの梵鐘重し鳥曇   倉林 潮 柏槇の身を削ぎ落とし春幾重   渡辺伊世子 遠足のしんがり堂におさまらず   植村文彦 春愁を絶つ賽銭を投げてより   内山眠龍  … 続きを読む

ゆく春発行所新年句会速報

初句会は国会議事堂にほど近い星稜会館で行われました。次の4句が25名計100句 の中から選ばれた眠龍主宰の特選です。いずれも新年の実感のこもった作品ですね。おめでとうございます。 初富士や裾野に抱く子の未来    高橋純子 施設より母を預かり初写真     植村文彦 夕映えや富士は紫紺に実千両    船橋貞夫 巫女の舞ひ弾む鈴の音実千両    石原まさ子    … 続きを読む

10月吟行会速報

捨舟と色なき風のありにけり     植村文彦 切紙を吊るす衣桁や藤袴       大津 浩 一円玉石仏に置く秋思かな      倉林 潮 以上三句が眠龍主宰による天位賞です。以下各人の句へ。 威風ある数寄屋の影や竹の春     内山眠龍 爽秋の水は低きに草地蔵       岩田織人 敗蓮に風の旋律あるらしき      渡辺伊世子 極楽の門閉ざされて破蓮       浦野和子 せせらぎに誘はれ一歩紅葉坂     船橋貞夫 石橋の手彫りの一基木の実落つ    北村千代津 秋蝶のもつれて落つる虚子碑かな   高久靖人 鴨群れて池のにごりやずんだ餅    伊藤 東 薄紅葉神前式の白が立つ       亀田浩代 合掌造り鬼灯一つ灯りたり      十河弘子 秋の池水面きらめき三重の塔     関谷正道 美を秘めし三重塔薄紅葉       繁友 葵 借景はコンビナートに秋の風     室積昭二 白無垢の過ぐる色なき風となり    村上博幸   【句会、吟行会の結果】            … 続きを読む

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