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僭越ながらホームページ担当として感銘句をあげさせていただきます。

市中の燈に見る夏の匂ひかな    室積徂春

裾袂吹かれて風の蓬摘む      室積波那女

歪みたる盆の月ある焦土かな    平川巴竹

富士に似し異国の山も眠りけり   山縣輝夫

名月や無念無想の独りの座     内山眠龍

傘の無い平和を祈る初日の出    石原敬史

砧謡ふ砧打つ音知らぬまま     和泉屋石海

新装のカフェの新人フリージア   植村文彦

位置に着く白バイ三騎淑気満つ   金田葉子

目覚めれば水呑む癖や原爆忌    倉林 潮

群羊も人も戻らぬ大西日      高取杜月

風青し胸に思案の龍馬像      髙橋純子

旅の荷を解く間も雪の降りしきる  福士あき子

麦麦麦みのりたる日よ野に出でん  室積昭二

初鮭や先づ神棚に一の鰭      諸中一光

さよならは美しき言葉よ春夕焼   山縣 文

趣味は何と聞かれ俳句よ春はゆく  山田瑛子

晩酌のころあひ見てかちちろ虫   山本耕道

ゆく春や華語で別れは再見と    岩永紫好女