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第4回ゆく春俳句教室が9月1日午後、代々木倶楽部において開かれました。前半はゆく春同人の植村文彦さんによる講演「推敲の仕方」。計11ページに渡るレジュメには、俳句実作におけるヒントがコンパクトにまとめられ、説得力のあるお話と相まって、一同の納得のいくものでした。後半のミニ句会は兼題を当季雑詠、席題「虫」で全員出句。選者による各句への評と手直し案が交互に述べられ、習ったばかりの推敲の仕方を実践しました。

司会進行の植村さん、企画とりまとめの倉林さん、ご参加の皆さん有難うございました。以下皆さんの代表句をご覧ください。

ばんしゃくのころあひ見てかちちろ虫  山本耕道

風立ちて箒の跡やこぼれ萩  田中かよ子

バス停の闇に降り立ち虫時雨  岩田織人

野分晴れ蟹が横切る小路かな  西村明宏

こおろぎや今宵の庭は闇深し  宮下あずさ

人の輪を豊かに広め鰯雲  坂口美智子

人力車映ゆる嵯峨野や秋日和  石井真由実

秋天や屋根の重なる蔵の町  植村文彦

秋天の土手ゆく背のチェロケース  倉林 潮

集落の大き虫籠破れ納屋  村上博幸