政にかかはらず早稲稔りけり  室積徂春

昭和2年10月1日、室積徂春が40歳の若さで、東京で創刊したのがゆく春でした。以来90年の歳月が過ぎました。

ホトトギス雑詠欄の「進むべき俳句の道」の中で徂春は、客観事実をそのままいうのではなく、主観的・理想的にいうところに彼の句の生命がある、と虚子に評されています。

また師系(徂春の師事した先達)の面を取っても、子規門四天王の一人である佐藤紅緑、主情的唯美的な句風の岡野知十です。こうした単なる客観作句とは異なる、月並を離れた個性表現に長けた俊才を源としており、平成の現在までこの方向性は受け継がれているように思われます。

俳句界では歴史の長さが必ずしも繁栄の源とは言い難いのですが、上記のように、継承されているものが終始一貫しているということは、継続性の点で大変重要なことと思われます。

今後も基本の方向は変わらず、なおかつ電子化推進含め新手法を取り入れてまいります。皆様からの引き続いてのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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