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封切りし加賀金箔茶女正月       中川登志子

松の内にたくさん働いたご褒美

受験生大人五人の送る駅        金田葉子

嬉しさと重圧。父さん、母さん、祖父さん、祖母さん、さてあと一人?

蓬摘む笊いっぱいにして軽く      及川紀子

そう、蓬なら。蕨では、ずっしり

寒鰤の脂ひろがる醤油かな       本間辰也

さーっと小皿いっぱいになる。おいしそう!

我が街の銀座たこ焼き息白し      大和尋人

地方銀座は繁盛しているか

競漕の声や近江の空に消ゆ        井上 武

春の琵琶湖に揃うレガッタの声

大漁旗揚げて漁師の節分会       十川たかし

三原色の華やかな節分

思春期を展げてゐたり苜蓿(うまごやし)佐藤恵美子

解釈は読者に委ねられた取り合わせの句

春寒や手を尽くしたと告げらるる      福士あき子

お世話になった医師と看護師のお辞儀深々と

青麦や同行二人逆を打つ        諸中一光

四国遍路、逆回りはご利益三倍とも

留守番は極楽猫と日向ぼこ       清野春風

そろってお腹を拡げたる

水鳥の光流して群れにけり       渡辺伊世子

神々しい光景

早業や散るも集ふも寒雀        浦野和子

寒いのに機敏

節分や鬼も仲間と子の侠気       岩田織人

将来は大物

福豆の薄皮を剥く男かな        サトウイリコ

男の方が繊細かも

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