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田の神の膝に鬼灯二つ三つ            田端桂子

揺れてこそ百日紅の賞でらるる    川又曙光

ガーベラや行先決めぬ旅半ば     村上博幸

見送りは曲り角まで薄の穂      大津 浩

西へ西へ瀬戸の島々鰯雲       倉林 潮

菩提寺の萩叢ゆらす雨意の風     水上通子

山裾の小流れ早し走り蕎麦      福士あき子

登り窯ありし跡まで花野道      片海幹子

指折りつ語りかけつつ盆支度     鈴木はな子

蜩や墓石の文字は父の筆       山縣 文

風聴けば秋の初めやファソラシド   渡辺伊世子

盆なれば姻族方の経も読む      斎藤新一

海峡へ残暑まるめて一投す      石井真由美

秋晴れや開け放ちたる鳥の声     木村洋平

休暇明け背の順番に波乱あり     原 弥生


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