俳句に親しむ時 人は豊かになる The moment when haiku enriches us

東京青山ゆく春会句会報

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ここでは、2018年4月より始まった東京青山句会の結果をお知らせします。

会場は表参道の東京ウィメンズプラザ。日時は原則として毎月第一水曜日午後13時半より。兼題は当季雑詠、席題一句あり。

全員が選句への批評を行い、会話を通して互いに成長していく会と捉えています。参加にご興味のある方は是非お問合せください。

なお下記一覧の中の※印は最高得点句を、◎印は座長村上の特選を示します。写真は会場近くの青山骨董通り、句会後にメンバー全員でよく利用するカフェです。(村上博幸)

 

第5回 8月1日(水) 席題=各自が最も夏を感じる植物一切

高層のクレーンの鉤星月夜※    石井真由美
のけぞりて後もどりする盆踊◎   石井真由美
鱧椀のはなをほどける箸使ひ◎   十川弘子
ひと欠けの氷の音色江戸切子    倉林 潮
亡夫ならむ翅をひろげて蜻蛉来る  山田瑛子
名水の寺の振る舞ひ冷そうめん   石原まさ子
カナブンも息耐え絶えの猛暑かな  石原敬史
パナマ帽被りて僧の小買物     小見山 岡
段取を叱られてゐる団扇かな    村上博幸

 

第4回 7月4日(水) 席題:青の付く夏の季語一切

のつそりと猫歩みゆく夏の坂※   小見山 岡
青嵐サムライブルー吹き荒れり◎  田中かよ子
星空も川音も添へ夏料理      石原まさ子
宮涼し双幹大樹天を衝く      山田瑛子
熱帯夜部屋の数程扇風機      石原敬史
サングラス銀行に来て貸眼鏡    片海幹子
友を背に早瀬に踊る若香魚     竹村 勇

青簾音立て啜る予後の蕎麦     倉林 潮

かはらけを島の暑さへ投げにけり  村上博幸

 

第3回 6月6日(水) 席題:今月食した食物で季語にあるもの
卯の花の咲き散る径や開山忌※   小見山 岡

分校の連休中なりかたつむり◎   片海幹子
葡萄酒のグラスに映るパセリかな  倉林 潮
花舗の奥昏き土間より夏匂ふ    石原まさ子
あいなめと老いて見事な箸使い   石原敬史
初めての青春切符夏休       石井真由美
岩陰に顔出す蜥蜴追う児かな    白川喜彦

昼からの厨の明かり梅雨に入る   村上博幸

 

第2回 5月2日(水)

セール張りマストの撓り風五月※  石原まさ子

ゆく春や繋ぐ心にただ感謝◎    石原敬史
蓮の葉にとまる蛙の息遣ひ     十川弘子
藤の香にハナマルバチの集まれり  田中かよ子
万緑や母は百五の誕生日      小見山 岡
ドクターの辺地に老いし麦の秋   片海幹子
歓声の湧きて筍傾きをり      倉林 潮

上下なく若楓陽を分かち合ふ    村上博幸

 

第1回 2018年4月3日(火)

石仏の赤き前掛け畦青む      小見山 岡

夕映えていよいよ白き桜かな    倉林 潮

ライトアップ桜切なく美しく    石原まさ子

海棠は庭一番の別嬪さん      田中かよ子

踏ん張って乳飲む子山羊風光る   片海美智子

うち晴れて満ちてる桜眩しめる   十川弘子

園児らの芝生を走る花見かな    石原敬史

 

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